平成22年に相模大塚駅前に開業しました。院長の田中千彦です。私は昭和60年に北里大学を卒業し、脳神経外科専門医として、北里大学、国立相模原病院、開業前には大和市立病院で脳神経外科担当部長を務めました。脳卒中も、認知症も、その予防において成人病の克服が大切なキーワードです。当院では豊富な経験に基づき、高血圧症、脂質異常症、糖尿病の管理を行います。患者さんの年齢や生活スケジュールに応じたテイラーメイドな治療と丁寧な説明が好評をいただいています。認知症に関しては、神奈川県が認知症患者さんを総合的に支援するために作った連絡帳「よりそいノート」を積極的に活用しています。配布開始から現在までに当院では約900冊を配布し活用しています。これは県内で最多と自負しております。
このノートにより、患者さんとご家族、医療機関と介護施設や薬局が常に連携することができます。お使いになっているご家族から、ノートが有ると安心できると賛同されています。行政とは、介護保険認定審査会合議体長を務め、月に1回の審査会で、約30名の介護申請の判定を行っています。地域包括支援センター運営協議会では会長を務め、より良い地域包括支援センターの在りかたを市の職員と追求しています。認知症初期集中支援チームを立ち上げチームドクターとして全症例の検討や診断治療に関わっています。大和市主催の認知症カフェ「やまとカフェ」でもミニレクチャーを行い、参加家族の相談をお受けしています。また、多職種協働研修、認知症サポーター養成講習、ステップアップ講習の講師をつとめ多職種と連携しています。そして、令和4年4月1日より神奈川県認知症疾患医療センター連携型に指定されました。今後も大和市が日本全国でも高水準の治療と介護サービスが受けられるよう尽力していく所存です。是非当院を活用して、健康管理、認知症予防・治療を行って頂きたいと思います。